海鮮豊かな炊き込みご飯

さて、スペイン料理としてまず一番最初に紹介するのは、日本でも密かにファンが多いという海鮮を多く使った炊き込みご飯であるパエリアです。パエリアは、スペイン東部地方のバレンシアの郷土料理の一つですが、段々とスペイン全体へと普及し、ひいては他国へもその人気が波及してきました。そんなパエリアは、ムール貝などを始めとした魚介類を具とする場合が多く、日本でもそういったものが食べられていることが多いのですが、本場スペインのパエリアは必ずしも魚介だけではなく、ウサギ肉や鶏肉、場合によってはエスカルゴであったりパプリカなどを使って作られるものもあり、日本で言うところのパエリアとは少々イメージが違うかもしれません。簡単な作り方としては、まずは野菜類を小さく切ったものをオリーブオイルで炒め、今度は肉や魚介などを加えて炒めます。そうしてある程度火が通ったと思ったら、米と塩、水やハーブなどを加えて煮込むことでつくることが出来ます。こうして作ってみたら、なんだかちょっとベタベタであんまり美味しそうにならない……ということがおおいのがこのパエリアでもありますが、それには実は原因があって、お米の種類がスペインで使われているものと日本で使われている物の性質が違うためと思われます。日本で使う米はジャポニカ米といい水を多く含んでいることが特徴で、普通に炊くとふっくら美味しいのが良いところなのですが、反面チャーハンやパエリアなどの料理に使うと水分が多すぎてベタベタになってしまうのが原因です。そのため、このような料理を作るときには、その時だけジャポニカ米ではなく、水分の少ない米を使うと上手に作ることが出来るかもしれませんので、一度試してみては如何でしょうか。